髪の構造を理解して髪の艶を手に入れよう!
正しいメンテナンス方法
『歳を重ねるにつれ』失われやすい髪の艶。
艶のある美しい髪は、後ろ姿も若々しくみせてくれますね。
一方で、髪がごわついていると一気に老けた印象に、『髪が老けて見える』
艶髪を手に入れたいなら、日々のメンテナンスからしっかりと手を加えてあげるのがおすすめです。
この記事では、艶髪の作り方を学ぶため、髪の構造をしっかりとご紹介していきます。
1「私はもう良い歳だから髪の艶は戻ってこないかもしれない」
2「白髪があるし、明るい色で髪を染めても傷むだけだよね」
3「最近髪の艶がなくなったように感じるけど、原因がわからない」
このような人でも、髪の構造に基づいた正しいメンテナンスをすればしっかりツヤツヤな髪が取り戻せるので安心してください!
★この記事の筆者
銀座で働く美容師です。
年代さまざまなお客さまの髪に触れ、美しい髪作りに毎日向き合っています。
髪のごわつきや白髪に悩むお客さまを1人でも多く解決に導くべく、コラム制作を始めました。
髪の構造を理解しよう!大切な3層構造
髪一本一本はとても細く1mmにも満たないものですが、実は3層構造になっています。
中心から順に
・メデュラ
・コルテックス
・キューティクル
と呼ばれる部分が重なって、1本の髪を作り上げています。
それぞれのパーツごとに紹介します。
メデュラ
髪の芯部分である「メデュラ」は、柔らかいタンパク質により構成されています。
働きとしてはよくわかっていませんが、収縮や膨潤のためのスペースになると言われています。
コルテックス
髪の85〜90%の割合をしめている「コルテックス」は、繊維状の束のようなものです。
髪の太さや柔らかさは、コルテックスに含まれるタンパク質や水分量、脂質によって変わります。
ここに含まれるメラニン色素の種類や量が違うことが、人それぞれ髪の色が違うことの理由です。
キューティクル
半透明のウロコ状のもので、平たく4〜10枚が重なり内部を守っています。
艶髪の代名詞「天使の輪」は、キューティクルによって艶感があるときに現れるものです。
髪が濡れているときにキューティクルは柔らかくなり、擦れなどにより欠けると艶感が減ってしまいます。
キューティクルは紫外線やブリーチにより失われやすいです。
特にホームカラーは髪のキューティクルを根こそぎとってしまうため、ごわつきの原因になりやすいです。
髪の構造を知ろう!艶は日々の丁寧なメンテナンスがカギ
艶髪を手に入れたいなら、キューティクルを大切にすることから始めましょう。
・濡れたまま寝ない
・紫外線から髪を守る
・シャンプーやブラッシングは優しく
・ホームカラーはしない
まずはこの4つから実践してみてください。
美容室では、キューティクルを最大限に残すようカラーリングなどのメンテナンスを行います。
ホームカラーはなるべく避けて、定期的に美容院でメンテナンスをするのがおすすめです。
キューティクルが失われやすい原因を排除して、髪を大切にしていきましょう。